2008年12月29日

【クルマ】マニュアルの魅力とはなにか

フォルクスワーゲンで採用しているDSG、アウディのS-tronic、BMWのM DCT drivelogic、ポルシェからようやく登場したPDK・・・。どれも今までのマニュアル機能付トルコンオートマとは違って、マニュアルに近い感じで変速が楽しめるような新技術満載のトランスミッションだ。クラッチ操作がいらない2ペダル(アクセル・ブレーキ)式。だからクラッチ操作が苦手でも楽しめる。しかも変速時間も短いのでマニュアルよりも変速時間がかからないという。いいところばかり。

ではマニュアルの魅力はどこにあるのだろうか。

これはとても説明しずらい点だけれども、"自分で操っている感"が魅力なのだと思う。機械を自分であやつる喜び。言ってみれば、自分が操作しないと動かないのがマニュアルなのである。クラッチを踏むという"余計な操作"になりつつあるこの行為が、ある種の人にとっては"自分で操っている度数"を格段に高めるのだと思う。

クラッチを切って1速に入れる。これでようやく自分のクルマをスタートさせるのだと感じることができるのは、やはりマニュアルの大きなポイントなのだろう。

マニュアルでは、渋滞のときや坂道のときに面倒だという意見もある。確かにそうかも知れない。でもこれはクルマへの考え方の違いで、面倒だと感じるのであればマニュアルは避けた方が良いのだろう。もちろん決してそれが悪いわけではなく、"クラッチ操作が必要なマニュアルに興味がない"だけで、クルマへの愛情が変わるなんてあり得ないわけで、トルコンオートマだろうがツインクラッチオートマだろうが、それぞれクルマへの楽しみ方がたくさんあるのは良いことなんだと思う。

たまたま僕の場合、どうしてもマニュアルじゃないと楽しくないだけなのだ。家のクルマもずっとマニュアルだったし、自分の所有するクルマがオートマだと、ぜんぜん好きになれない予感がする。そのうちクルマに興味が持てなくなるのではないか・・・。

実際にはゴルフでのDSGしか試していないけれども、前にも書いたようにあまり好きではない感じだった。しかしいろんな事情がある中で、トルコンオートマが受け入れがたい今、落としどころは先のツインクラッチ式のオートマなんだろうという気もする。まだまだ高いクルマにしか導入されていないけれども、どんどん一般にも普及していくことだろうし、手が届く範囲の車種に採用されればそちらに納得できるのだろうか。複雑だ。

いつも、そこに気持ちをもっていこうとするのだけれども、なぜだか中途半端な気がして決断ができない。

10年を過ぎたクルマを維持していくには、それなりに手をいれないといけない。ショックアブソーバー・スプリング交換、マウント・ブッシュ交換、タイミングベルト交換、できればエンジン・オーバーホール・・・。新車の頭金くらいにはなりそうだ。そこまでお金をかける値があるのか。その線引きをどこですれば良いのか。とてもとても難しい問題である。
posted by ドリュー at 14:47| Comment(7) | TrackBack(0) | クルマ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年12月24日

【映画】70年代のドナルド・サザーランドはスゴイ

ドナルド・サザーランド。「24」のキーファー・サザーランドの方が有名なのかも知れないが、70年代の映画をよく観る人にとってはドナルド・サザーランドの方が好きだろうし、「キーファーってドナルド・サザーランドの息子なのね」と父・ドナルド・サザーランド中心の発想になるだろう。

1934年産まれということだから、現在74歳。かなりの年齢だけども、まだまだ現役バリバリの役者である。しかし彼のスゴサというか雰囲気がもっとも出ていた時代は、やっぱり70年代なんじゃないかと思う。

というのも、今日"鷲は舞いおりた(1976)"を見ていたから。主役であるマイケル・ケインももちろんスバラシイ演技だったけれども、やっぱり脇だけれどもデブリン役のドナルドの方が良かった。大学教授だけれども酒浸りなのもピッタリだし、イギリスに降り立ってすぐに恋に落ちるところも彼らしい。それにあるシーンで、みんなが死を覚悟しているところに「裏に抜け道あるけど」みたいな、とても大事なことをあっさりやってのけるのもなんともピッタリの役柄だった。

DVDで持っている"M★A★S★H(1970)"に代表されるように、彼はなんとも形容のしようがない"だらしなさ"が魅力なのだ。マジメにやらないけれども、みんなに好かれるタイプ。誰も彼のペースに合わせたくないけども、どうにも憎めないタイプ。そういう「まあ仕方ないか」っていうユルユルな地位を確立しているのが彼の魅力。そして、こういう雰囲気は演技力があるから出来る種類のモノではなく、彼の持つ天性の性格というかオーラがそうさせるのではないだろうか。

彼を見るといつも巨大なセイウチを思い出してしまうのだけれども、決してハンサムではないがこんなに魅力的な人間性を出せる若い時のドナルド・サザーランドは、僕はとても好きだ。

久々に"戦略大作戦(1970)"や"普通の人々(1980)"を見直したいと思った。暇な年末年始、ツタヤにでも行こうかな。
posted by ドリュー at 02:03| Comment(2) | TrackBack(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする